パンダの縁
パンダの「ふち」ではありません。
「えん」です。
我が家に長年住みついていたパンダの親子のぬいぐるみが、長野県にお住まいの方の所へ旅立って行きました。明日の午前中には到着するそうです。
このパンダは、グランパパという津川雅彦さんがオーナーを務めていたおもちゃ屋さんで購入したものです。マザーラブという名前で、大人が「ヨイショ」と両腕で抱える位の大きなぬいぐるみなんです。お母さんパンダには、予めお腹に赤ちゃんパンダが仕込まれており、購入から100日ほど経った後に、お店から「出産」の通知が来るんです。お腹の中からは2〜5体の赤ちゃんが産まれます。産道を通らずに。。。
この巨デカなパンダは、かれこれ10数年前に闇猫の誕生日プレゼントとして買ってあげたのものなのですが、何と、その「出産セレモニー」に行かないと言うのですよ、闇猫は!
私がグズグズ言っていたら、半ば嫌々腰を上げてくれました。横浜駅中のグランパパに、デッカいマザーラブを抱えつつ、闇猫の手を引いて出かけました。
問題なのが、「出産セレモニー」。
店員さん(当時は店長合わせて3名だったかな?)がドクターやナースの格好をして、歌いながら祝ってくれるんですよ。「出産シーン」は直に見ることは出来ず、何頭出てくるかは産まれるまでシークレットなのです。
産まれたのが、なんと5体!
嬉しいのは嬉しいのですが、スタッフさん達が微妙なテンションで「出産セレモニー」を挙げて下さる中での気恥ずかしさの方がずっとずっと大きい!これを私1人で行かせようとした闇猫。「終わってウチに帰ったら、文句百倍だな…」と思いました。
その思い出のパンダ親子のぬいぐるみなんですよ、長野に旅立ったのは。メーテルを乗せた999号を見送るように、万巻の思いですよ。
どんな所に旅立つのか、興味が湧いて、Google mapsで探してみました。
一面に広がる水田。
JAの直売所。
スーパーで売られている薪(1束598円)。
軽いカルチャーショック。
新しい土地は素敵な所でした。明日の午前中にはデッカいパンダと、5体の赤ちゃんが長野のお宅に届く。
可愛がってもらってね!
達者にやれよ!
そんなこんなで、パンダが繋いでくれた縁で見知らぬ土地に旅をしたような気持ちになりました。
近々、松本ハイランド西瓜が近所のスーパーにも並ぶだろうから、シャリシャリかじりながら遠く長野に引っ越したマザーラブ親子に想いを馳せよう。(余談ですが、長野の松本ハイランド西瓜はシャリ感抜群で美味です)
。。。パンダの穴はパンダで埋めろ。
上野動物園で販売しているシャンシャンのぬいぐるみを闇猫に買ってもらうことになりました。産まれたばかりの赤ちゃんシャンシャンを寸法、重さ、毛色などをリアルに再現したぬいぐるみです。パンダ好きの眠熊ですから、小躍りですよ。
シャンシャンは一度だけ会いに行ったのですが、コロナ禍でなかなか行けず。中国に引き渡される前に、もう一度、生シャンシャンに会いに行きたいと思います。