クエスチョンマーク
学校で学んだことは沢山あるのだけれど、そんな中で人生を送るのに大いに役に立ったことがある。
それは、世の中で当たり前だと思われている物事に対して、如何に多くの疑問符をつけていくかということ。
偏屈な性格の私でも、気が付かない内に「当たり前」に乗っかって流されている。途中でそのことに気がつけば儲けもんだけれども、おそらく殆どスルーして意識に上ることはない。
私はレズビアン。別に声高に宣言する必要はないのだけれど、性的に少数者であるが為に「当たり前」に流されることなく生きてこられたこともある。
来月で私は50歳になる。人生100年時代。途中で小石に蹴つまずいてあの世に逝ってしまうこともあり得るが、まあ、一応折り返し。
幸か不幸か、私には有り余る「時間」がある。お金はないけどね。でも、ぶくぶく超え太るだけの食料を買う分は何とかある。
そして、聡明なパートナーもいる。
こんな幸せな暮らしがあるだろうか。
2人で1つでも多くのクエスチョンマークを付け、嫌われ者の婆さんになっていきたい。
そんなニヒルな眠熊の一人語りでした。